2014年8月5日(火)
笑顔輝く子育て実現へ
保育合研集会終わる
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福岡市内で開かれた第46回全国保育団体合同研究集会(同実行委員会主催)は4日、閉幕しました。全国から6310人が参加し「子ども子育て支援新制度」による公的保育の後退を許さず、子どもの笑顔が輝く保育・子育てを実現しようと交流しました。
集会宣言では、集団的自衛権行使容認の閣議決定を批判し、平和なくして子どもたちの未来はないと指摘。「子どもたちを二度と戦場に送ることのないよう」力を尽くそうと呼びかけました。福岡の保育関係者が立場の違いをこえて連携し、運動の力で児童福祉法24条1項を守ったことにふれて「手をつなぎ、国・自治体が責任を負う公的保育制度を守り発展させていきましょう」と述べ、大きな拍手を受けました。
閉会の全体会では、開催地・福岡の保育者、保護者、子どもたちによる構成劇、詩人のアーサー・ビナードさんの記念講演がありました。
大阪府枚方市の栄養士の女性(24)は、調理師が給食とつなげて絵本の読みきかせを子どもにしている実践に「一番感動した」といいます。「忙しいなかで自ら取り組んでいる姿勢がすごい」
開催地実行委員会の実行委員として奮闘した23歳・24歳の女性保育士の2人は「平和や子どものことをみんなで考える合研に関われて楽しかった。元気をもらいました」
来年の保育合研開催地、東京から初めて参加した男性保育士(25)は「初日から全国のみなさんの意気込みが伝わってきた。来年は今年以上に盛り上げたい」と語りました。