2014年8月5日(火)
「核なき世界」へ宣言
原水爆禁止世界大会・国際会議閉幕
2日から広島で行われていた原水爆禁止2014年世界大会・国際会議は4日、閉会総会を行い、「核兵器のない世界」の実現を迫る運動を各国で発展させることなどを呼びかける「国際会議宣言」(全文)を採択しました。
「宣言」は、核兵器使用も辞さないとする「核抑止力」論に固執することには「一片の道理も道義もない」と強調。「このことを徹底して明らかにし、核兵器禁止条約の交渉開始を要求する世論をさらにひろげよう」と訴えています。
「被爆70年に開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議を、そのための機会とすべきだ」として、同会議の際に米ニューヨークで取り組まれる国際会議や平和行進に「行動を結集しよう」と呼びかけました。
閉会総会では、2014年国際青年リレー行進を先導した非核フィリピン連合のマラヤ・ファブロスさんが発言しました。リレー行進を15年も国民平和大行進に組み入れることを提案。核兵器廃絶の運動を「固い絆を結んで、いっしょに頑張ろう」と日本語で訴えました。
前日に開催された3分科会と1日に福島市で開かれた「科学者集会」について報告されました。国際会議には海外代表を含め220人が参加しました。