2014年8月4日(月)
ガザ攻撃 米で1万人超が抗議
ユダヤ人も共同
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【ワシントン=洞口昇幸】パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍侵攻とそれを擁護し軍事援助を続けるオバマ米政権に抗議する市民ら1万人以上が2日、ホワイトハウス前に集結し、「民間人の虐殺はやめろ」「米国よ、恥を知れ」など怒りのシュプレヒコールをあげました。
パレスチナ系の市民や平和を願うユダヤ人も多数集まり、「平和は民間人を攻撃することではなく、人権を守ることからやってくる」などと書かれたプラカードが林立しました。
「ガザで無実の子どもたちや市民が殺されるのが我慢ならない」と語るのはワシントン在住のマレシさん(30)です。2人の息子を持つ母親で、この日は、一緒に参加しました。「オバマ政権はイスラエルを援助すべきではありません。イスラエルによるパレスチナの人たちへの隔離政策にも反対です」と語ります。
「パレスチナに爆弾を落とすな」と書いたプラカードを掲げるブレイク・サウザーさん(48)は、武装抵抗組織ハマスによるイスラエルへのロケット弾攻撃は許されないとしつつ、「避難所の国連運営学校を砲撃するイスラエルは最悪です」と語気を強めます。「米政府を含む国際社会は、もっとガザでの惨禍に対する非難の声を強めて、解決に取り組むべきです」と述べました。