2014年7月26日(土)
辺野古新基地 浮具の設置準備開始
沖縄防衛局 抗議行動排除狙う
![]() (写真)米海兵隊基地キャンプ・シュワブ内で浮具を巨大なクレーンで辺野古崎北の海側へ移動させる作業=25日、沖縄県名護市 |
防衛省沖縄防衛局は25日、名護市辺野古への新基地建設に反対する住民の海上での抗議行動を排除するため、立ち入り禁止水域内に設置する浮具(フロート)の設置準備を始めました。
同日午後、住民の監視行動によって、米海兵隊キャンプ・シュワブの敷地内でクレーン車が浮具をつり上げて移動させているようすが確認されました。浮具は1個が50センチメートル程度のオレンジ色の球状のもので、それらが20~30メートル程度の数珠状につながれています。
場所は、作業ヤード設置のため、解体工事が行われていた辺野古崎の先端付近。海上への設置作業に向けて、沿岸部に移動させたものとみられます。
桟橋設置工事が続けられているシュワブ北岸では、新たに発電機3台を設置。夜間工事に備えるものとみられます。
炎天下の中、住民は基地ゲート前と海上での連日の監視・抗議行動を続行。海上から監視を続ける「平和丸」に海上保安庁が臨検として職務質問を実施し、住民の間に緊張した空気が流れる場面もありました。警察、海上保安庁による警戒体制が日増しに強化されています。