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2014年7月24日(木)

やめさせよう安倍「亡国」政権

民意踏みつけに“反乱”

世論調査でも 各界からも

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 「戦争する国」に道を開く集団的自衛権の行使容認、大企業中心の「成長戦略」、原発再稼働、沖縄の新基地建設…。安倍政権の暴走は、いずれも国民の大多数が「ノー」の声をあげている問題ばかり。これほど民意を踏みつけにする「亡国」の政権は一日も早くやめさせるしかないことが、いっそう鮮明になっています。


 集団的自衛権行使容認の「閣議決定」(1日)以降、報道各社が実施した世論調査がでそろいました。いずれも安倍内閣の支持率が急落、過半数割れとなり、不支持率と並ぶ調査もあります。安倍政権の応援の旗振りをしてきた「読売」は前月比9ポイント減の48%、「産経」でも3・1ポイント減の45・6%となりました。

集団的自衛権

 安倍政権と民意の隔たりは、個別課題をみるといっそう鮮明です。集団的自衛権の行使容認反対は、どの世論調査でも過半数(表参照)。「閣議決定」を後押ししてきた「産経」調査でも「国民に十分な説明を行っていると思わない」が85・7%。同調査では原発再稼働に反対が52・8%、安倍政権の景気・経済対策でも「評価しない」が47・1%と、「評価する」39・4%を上回りました。

 集団的自衛権では、日弁連と全国52単位弁護士会の会長らが反対で立ち上がり、宗教界、文化人、非政府組織なども相次いで反対の声明をあげています。本紙の調査では地方紙43紙中40紙が「閣議決定」反対の社説を掲げました。これほど明確な民意を踏みにじって、「閣議決定」後は具体的立法作業にまい進しています。

新基地・原発

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)への米軍新基地建設に向けて夜陰にまぎれてボーリング調査のためのブイ搬入を強行、料亭で九州電力会長に川内(せんだい)原発再稼働を「なんとかしますよ」と安倍首相が約束―。もはや「国民主権」という4文字は、安倍首相の政治には存在しないかのようです。

 法政大元教授の五十嵐仁氏は「『閣議決定』直後から安倍内閣に対する『民意の反乱』が始まっている。あまりにも急ぎすぎ、国民が不安や戸惑いを感じているからだ。その不安を無視して集団的自衛権行使に向けた具体化を進めていけばいずれ民意の審判が下されるだろう」と語ります。

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