2014年7月20日(日)
沖縄 庁舎で飲酒の宮古島市長
その後、公用車でスナックへはしご
台風8号で特別警戒中
台風8号で7日に全国初の特別警報が発令された沖縄県宮古島市で、災害対策本部設置後に下地敏彦市長が市長室で職員らと飲酒していた問題で、退庁後もスナック(飲食店)で飲酒していたことがわかりました。日本共産党の上里樹市議ら野党議員の追及に18日、市長自ら認めました。災害対策本部長としての危機管理能力だけでなく市長の資質が厳しく問われます。
下地市長は飲酒発覚を受け24日の臨時議会で、謝罪と15%の報酬カット(3カ月間)を市長提案する予定。
上里議員らの追及に下地市長は「職員と飲酒後、知人の連絡を受けて直接公用車でスナックに向かい、泡盛を飲んだ」と説明。「わざわざ言うほどのものではないと思った」などと開き直りました。
上里市議ら野党議員は、飲酒問題の徹底究明を目的に調査特別委員会設置を求める動議を24日の臨時議会で出す予定です。上里市議は「全国初の特別警報が発令されるなかで飲酒していた問題は、災害対策本部長として市民の命と暮らしを守る重責を負えないばかりでなく、市長としての資格が問われる。報酬カットで幕引きをはかることは到底許されない。責任を徹底解明した上で辞任すべきだ」と話しています。