2014年7月18日(金)
騒音・水枯れ リニアいい事なし
党南関東ブロック山梨で交流集会
小池、田村氏ら64人が参加
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日本共産党国会議員団南関東ブロック事務所は16日、山梨県内でリニア中央新幹線問題の学習と交流集会を開き、実験線沿線の現地調査のあと、各地の建設計画反対運動の取り組みを交流しました。
小池晃副委員長(参院議員)、田村智子参院議員のほか、志位和夫、辰巳孝太郎、穀田恵二各衆参議員秘書、千葉、東京、神奈川、山梨、長野の各都県からは、党の県議や区・市議、リニア反対運動に地域で取り組んでいる党員ら、合わせて64人が参加しました。
実験線が走る都留市川茂(かわも)地区では、5両編成から12両編成に増やして走行試験を行っているリニア走行時の騒音などを調査。小池氏らに、小林義孝都留市議が「車両が長くなり、時速500キロでの走行時には、周辺住民から『騒音も風圧も増した。フード区間延長を』の声があがっている」と説明しました。
実験線トンネル工事で沢の水(農業用水)が枯れた大月市笹子町黒野田(くろのた)地区では、JR東海が別の水源から400メートル上方へのポンプアップ工事をした箇所で、藤本実大月市議から説明を受けました。
沢の近くに住む男性(86)は「釣り人にも人気だったのに(沢が枯れて)残念だ。リニアからは被害だけで何のメリットもない」とJR東海への怒りを語りました。
学習交流会では、党政策委員会の寺沢亜志也副責任者が報告を行い、「リニアには大義も必要性もない。賛成派も含め、『リニアに未来をかけて本当にいいのか』の議論を」と呼びかけました。