2014年7月16日(水)
共産党創立記念講演会 3氏のビデオメッセージ
日本共産党創立92周年記念講演会(15日)に寄せられた3氏のビデオメッセージの要旨を紹介します。
戦争許さない姿勢 心強い
報道カメラマン 石川 文洋さん
|
4年間撮影してきたベトナム戦争では、民間人が大勢犠牲になりました。この中には多くの子どもも、おじいちゃんもおばあちゃんもいます。戦場を見て、戦争は二度としてはいけないと肝に銘じました。
安倍政権の集団的自衛権行使の閣議決定、秘密保護法、武器輸出三原則の見直し。今、戦争に近づいていく感じをもっています。
私のふるさと沖縄では、オスプレイ配備に大勢の人が反対しているのに、強行配備した。辺野古でも新米軍基地建設に沖縄のほとんどの人が反対しているのに推し進めようとしている。安倍首相のいう「国益」のために沖縄の人が犠牲になってもいいのか。共産党の人たちは、力強く手をとりあって反対しています。非常に心強いです。
子どもには、平和な社会、平和な家庭のもと遊び、勉強し、夢を持っていく、人権があります。子どもたちが成長していける社会をつくるため、共産党の人びとと手をとりあってがんばっていきたいと思います。
視線真っすぐで まい進を
漫画家 高口 里純さん
|
安倍内閣は戦争に向かうイメージが強いですね。小さいお子さんをもってる人は、危機感を感じないとやばいんじゃないのと思います。息子が20歳すぎなので、有事のとき、かき集められちゃうのかと思いますよね。
日本の政治は、一党だけで決められちゃって、それが日本人の総意みたいな感じになっちゃうと、すごく、不愉快な感じです。
年をとるとともに、正しい道と、変な道がわかるようになってきて、共産党は、正しい道をずっと歩いてるような気がします。一度でいいから政権をとってほしいなと、そういうチャンスがあったらいいなと思います。
共産党を知ってまだ、二十数年、ちょっと短いですけど、常に政治のことを考えている生真面目な性格でもないんですけど、選挙のたび、いろんな法案が話題になるたびに、共産党のことが気になってしまいます。
これからも共産党には真っすぐな視線で日本のことを考えていただいて、まい進してほしいなと思っています。
一貫した信念 非常に貴重
聖護院門跡門主 宮城 泰年さん
|
私の年齢よりも10歳上、実に長い歴史を持って、一貫して名前を変えずに「日本共産党」一本でやってきている。これは、非常に貴重な信念やと思う。
お経は糸偏を書きます。糸偏は、縦に一本ずっとつながっている線で、何百年たってもお経は変わらない。日本共産党の変わらぬ信念は、お経に相通ずるものがある。ぜひ長い歴史を持ち続け、平和に対して変わらぬ熱意を持ち続けてほしい。
私の体験から戦争への道は、限定的なものになりうるはずがない。集団的自衛権は、憲法第20条(信教の自由)をないがしろにする恐れがある。
もっと共産党の力を伸ばし、宗教家の力を伸ばし、命を大事にするという合致点を見ながら歩んでいかなあかんなと思うんです。宗教家が大事にする平和、命を何よりも尊いという立場、山川草木、地球を大事にする点では共産党の政策と一致点が大いにあります。共産党にがんばってもらいたい、という思いをいっぱい持っています。