2014年7月15日(火)
オスプレイ きょう厚木へ 各地で抗議
きょう神奈川で集会 19日は東京・福生で
米海兵隊普天間基地(沖縄県)所属の垂直離着陸機MV22Bオスプレイが東日本で初めて、15日に厚木基地(神奈川県大和、綾瀬両市)に、19日には横田基地(東京都多摩地域の5市1町)に飛来します。この飛来に抗議して大和市では15日午後2時から、福生市では19日午後2時半から集会が開かれます。
オスプレイ飛来について大和、綾瀬両市は、政府や米軍に対し飛来しないよう要請。横田基地所在地の立川、昭島、福生、武蔵村山、羽村の5市と瑞穂町、周辺の日野、あきる野、青梅の3市も同様の要請をしています。住民団体、平和団体や爆音被害の補償や飛行差し止めを求める訴訟原告団も抗議しています。
横田基地では2012年7月と13年11月に米海兵隊がパラシュート降下訓練を実施。今年2〜3月の相馬原(群馬県)、関山(新潟県)両演習場での日米共同演習では、厚木基地を拠点に海兵隊の大型ヘリが参加するなど、首都圏の基地が海兵隊の訓練に使用されています。オスプレイの飛来は、両基地を米海兵隊の訓練に利用し、さらに首都圏周辺の演習場で実施する演習に参加する拠点として、いっそう強化される危険性を示しています。
オスプレイの訓練に対して、大和市議会が12年11月に厚木基地を使用しないよう決議するなど、周辺住民、自治体が反対の声を上げています。これらの声を無視しての飛来計画に、周辺住民など怒りが広がっています。