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2014年7月12日(土)

2014国民平和大行進 戦争・核兵器いややねん!

若者 世界 行政…共感 大阪府内を歩く

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 原水爆禁止2014年世界大会が8月2日から9日まで被爆地・広島、長崎で開かれます。北海道と東京を皮切りに5月にスタートした国民平和大行進。大阪府内の行進では、「核兵器なくせばええじゃないか!」「戦争するのはいややねん!」とコール。行進を自転車で追いかけて「戦争反対!」と声を上げる女子高校生もいました。 (秋山豊)


写真

(写真)雨のなか、核兵器廃絶を訴える平和行進=6日、大阪府吹田市内

 7日、豊中市内の市街地で百数十人のコールが響きました。「集団的自衛権、えらいこっちゃ!」「憲法変えるのやめてんか!」「核兵器は、全部なくそう」

 校庭の金網越しに手を振って、「戦争はいやだ」と叫ぶ男子中学生。飲食店を営む男性も、「戦争はあかん」と言って「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)に応じます。

 「世界の平和と人類の幸福のために、原水爆の禁止を」と掲げて1955年以来、毎年開かれてきた原水爆禁止世界大会。今年の大会は、核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれる被爆70年の2015年を見すえて、世界の反核平和勢力が結集します。

国内外の青年が

 今年の平和行進は、アメリカ、インド、グアムなど海外と日本の青年による「国際青年リレー行進」が初めて取り組まれています。

 フィリピンのニーニョ・マラカステ・デシエルトさん(32)が、太鼓をたたいて行進を盛り上げます。「平和行進と世界大会は、核兵器廃絶を求める日本の世論を世界に示す運動です。歴史のある日本の運動が、平和を求める世界の運動を広げる力になっています」

市長も賛同して

 反核平和を求める共同は、自治体にも大きく広がっています。大阪では全43市町村が核兵器廃絶をめざす平和首長会議に加盟しています。

 豊中市の淺利敬一郎市長は、いいます。

 「日本と近隣諸国の関係など厳しい側面もあるが、国連や平和首長会議、市民レベルでは核兵器廃絶を求める議論が進んでいる。自治体の長として、核兵器廃絶の思いを市民と共有していきたい」

 摂津市では、7月と8月を平和月間として原爆パネル展を開催します。森山一正摂津市長は語ります。「平和行進は、大事な運動です。唯一の被爆国である日本が声を上げなくては、誰がやるねんという気持ちです。市民と行政が一体になって核兵器のない世界をめざしたい」


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