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2014年7月6日(日)

自衛隊の生徒勧誘告発

教育への浸透阻止 東京・豊島で集会

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 「自衛隊をウォッチする市民の会」は4日、東京都豊島区で自衛隊による学生リクルート活動反対の市民集会を開きました。2013年に都立田無工業高校が防災教育の名の下に陸上自衛隊朝霞駐屯地で体験入隊を行った問題について企画されたもので、今回で2回目。安倍政権が1日に集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、自衛官募集の通知が全国の高校生に届くなか、自衛隊の勧誘活動の実態が明らかになりました。

 ジャーナリストの布施祐仁氏は基調講演で、自衛隊のリクルート戦略が学校教育に食い込み、総合学習や防災訓練を利用して人材獲得に向け教育現場での広報に力を入れていると指摘。そのなかで学生が模擬刀を使った格闘訓練をしたり、教師がヘリに搭乗したりする事態が起きていると述べました。布施氏は「今後、少子化や集団的自衛権の行使容認により募集が難しくなれば、自衛隊の教育現場への関与は一層強くなる」と語りました。

 同会の片山むぎほ氏は、田無工業高校の問題について防衛省と東京都教育委員会との交渉内容を報告し、広報を目的とする軍隊生活の体験が行われていたことを明らかにしました。会場からは、「生徒が迷彩服やガスマスクの着用訓練をした」「腕試しと称して防衛大を受験させられた」などの各地の実態が寄せられました。

 会では、防衛省と都教委への再交渉や、都への住民監査請求を予定しています。


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