2014年7月4日(金)
「ヤジ議員は辞職を」
都議会議長に要請相次ぐ
|
「あいまいな決着は許されない」「やじ議員は辞職を」。東京都議会本会議(6月18日)で女性議員(みんなの党)に対し、人権を侵害するやじが飛んだ問題で、日本共産党を除く自民・公明・民主・結いと維新・みんな・生活者ネットの6会派が、解明の幕引きを図る決議を可決(同月25日)したことに抗議する要望書が、吉野利明議長に続々と寄せられています。
都議会局には全国から抗議の電話やメールが殺到しているほか、吉野議長宛てに送付された抗議声明や要請書も2日までに70通を超えています。
やじが発覚直後に、日本婦人団体連合会などが厳正な対処を求める声明を議長宛てに送付。都議会閉会後も婦人民主クラブ東京都支部協議会、日本バプテスト連盟、全労連女性部をはじめ全国の労働組合、女性団体、第二東京弁護士会などから謝罪や議員辞職、真相究明を求める要望書が相次いでいます。
東京YWCAは、やじ発言が「女性に対する差別であり、日本国憲法が保障する人権に対する冒涜(ぼうとく)」だと抗議し、吉野議長と自民党都連に対し「女性差別発言をした自民党都議に対する徹底した追及・処分を」と求めています。
「早く結婚したらいいじゃないか」とやじを飛ばした鈴木章浩都議(当時自民党)の地元、大田区の日本共産党区議団と4会派の女性議員(7人)は、議員辞職を求める声明を送付しました。
新日本婦人の会本部と全国の支部は、他のやじ議員も「すみやかに名乗り出て、辞職すべき」だと要望しています。
要望書を送付した主な地方議員有志は次の通りです。
福岡県女性議員ネットワーク(47人)▽千葉女性県議の会7人▽札幌市議会の女性議員12人▽大阪・堺市議会有志34人(日本共産党、自民党市民クラブ、ソレイユ堺など)▽東京・八王子市議有志14人▽岐阜・大垣市議会女性議員有志2人。