2014年7月3日(木)
ビバ!フチボーウ (ポルトガル語で“万歳!サッカー”)
24時間バスの旅
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広いブラジルでは、飛行機での移動が便利です。しかし、世界中から人が集まるワールドカップ期間中は高値になっており、財布にきびしい。そんななか、庶民の足として活用されているのが長距離バスです。クイアバで6月25日に行われた日本戦の試合のあと、ブラジルの首都ブラジリア行きの長距離バスに乗りました。
座席は足を乗せるフットレストもあり、176センチの私でもゆったり。無料のミネラルウオーターも常備されています。冷房はやや利きすぎでしたが、小まめに休憩所に止まるなど、長時間の移動でも疲れないように工夫されていました。
国際色豊かな乗客で埋まったバスは一路ブラジリアへ。隣席のロドリゲスさん(28)によく利用するのかと尋ねると、「料金が150レアル(約7000円)で飛行機の3分の1だから、みんなバスを使っている。W杯開催中の今なら6分の1くらいかな。飛行機は高くて乗れないよ」。
財布にやさしいバスですが欠点もあります。それは交通渋滞。ブラジリアまで約17時間で到着する予定でしたが、交通事故による大渋滞に巻き込まれ4時間以上も立ち往生しました。
結局、24時間にもおよぶバスの旅を経て到着したのは試合開始の2時間前。急いでタクシーを捕まえて競技場に向かったのでした。
(ブラジリアで安岡伸通)