2014年7月3日(木)
沖縄・辺野古沖 制限水域拡大は不当
稲嶺名護市長が批判
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に向け、日米合意に基づき辺野古沖で常時立ち入りを禁止する「制限水域」の拡大が告示された2日、稲嶺進市長は定例会見で制限水域拡大について「正当性を欠くものではないか」と批判しました。
拡大の狙いについて、市長は「埋め立て工事をしていくため」だと指摘。提供水域の本来の目的は米軍の演習などにあるとして、「(日米)地位協定など(で)決められたもの(範囲)を超えている」と強調しました。
滑走路建設予定地にある既存施設の解体作業が1日に始まったことに関して、「政府は『知事の埋め立ての承認以降(工事が)ちゃんと進んでいますよ』と言いたいのではないか。埋め立てには反対する」と述べました。
11月の知事選への姿勢を問われ、市長は「基地問題は大きな争点。(新基地反対の)『オール沖縄』の体制をつくりあげていける候補者が出るならば、しっかり応援していきたい」と語りました。