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2014年6月26日(木)

きょうの潮流

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 日産自動車・ゴーン社長の役員報酬額が年約10億円だとか。高すぎるという意見に「国際基準をもとに判断すべきだ。日本は低すぎる」とうそぶきました▼発表されている一昨年の調査でみると、国内の一般労働者の年間総実労働時間は2030時間。それで計算すれば、ゴーン氏の時給はおよそ50万円になります。一般労働者はもちろん、時給で働くパートタイマーやアルバイトにとっても、ふざけた話でしょう▼時給が千円にも満たないのに過酷な責任やノルマを押し付けられる。ただ働きや長時間労働を強いられる。嫌がらせが横行し、辞めたくても辞められない。ブラック企業ならぬ、ブラックバイトの実態です▼いまや社会問題になっているブラックバイト。コンビニで働く学生に話を聞くと、深夜勤務は当たり前なのに時給は安いまま。いったんシフトを組まれると変更できない。少しでも親の負担を減らしたいと働いているのに、これでは学校と両立できない、と悩んでいました▼長野の大学生を対象にした聞き取り調査では7割がバイトの働き方に不満を示しています。学生の生活を守ろうと、日本共産党が提言した政策に大きな反響が寄せられているのも、深刻なひろがりがあるからです▼アルバイトだって労働者、すべての労働法は適用される。仲間と一緒に声をあげよう―。苦しんでいる学生さん。解決のヒントは党がつくった「ブラックバイトにレッドカードを!」のビラにも。人間らしく働ける社会へ、力をあわせたい。


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