2014年6月21日(土)
“金目”政府に再稼働させない
原発ゼロへ官邸前抗議
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首都圏反原発連合(反原連)は20日、首相官邸前抗議を行いました。福島第1原発事故の被害を受けた福島の人々の痛みを忘れ、原発再稼働に突き進む安倍政権に対し、2900人(主催者発表)の参加者は、「川内(せんだい)原発再稼働反対」「原発やめろ」と声をあげました。
福島第1原発事故の除染で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐって「最後は金目(かねめ)でしょ」といった石原伸晃環境相の発言や、原発を推進する政府に批判の声が相次ぎました。
千葉県八千代市の男性(46)は「政府に対して、国民はもっと怒っていい。再稼働しようとしたり、石原環境相が暴言を吐いたり。自民の政治はもうやめてほしい」といいます。
先週、福島県南相馬市の仮設住宅を訪ねたという埼玉県飯能市の男性(77)は「安倍首相と石原環境相は被災者がどんな状況に置かれているのかをわかっていない。実態がわかれば、再稼働も輸出もできるわけがない」と語りました。
相模原市の会社員男性(46)は「このまま稼働ゼロで廃炉にすべきだ。声をあげ続けて、私たちの実際の行動で、再稼働をとめる」と話しました。
笠井議員スピーチ
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日本共産党の笠井亮衆院議員は20日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
笠井氏は、石原伸晃環境相の「最後は金目(かねめ)でしょ」発言を批判。「こんな考えだから福島原発事故の収束もできないのではないか。国が責任をもって収束させろ、再稼働なんてとんでもない、と声をあげるときです」と訴えました。