2014年6月15日(日)
街中を武装行進 陸海自衛隊が強行
「戦争する国」許さない 平和団体など抗議
長崎・佐世保
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長崎県佐世保市で14日、市民の反対を押し切って陸上自衛隊と海上自衛隊による初の陸海合同軍事武装パレードが同市・四ケ町アーケードで強行されました。佐世保市の原水協(山下千秋理事長=日本共産党市議)と平和委員会(篠崎義彦会長)は「『戦争する国づくり』は許さない」とパレードに合わせて約80人で抗議集会を開き、同じ目的で集まった地区労とともに「武装パレード反対」と抗議の声を上げました。
軍事パレードは、陸上自衛隊相浦駐屯地が毎年9月に強行しているものですが、今回は前倒しで実施。陸自の武装パレードだけから、今回は海自も加わり、総数約760人が市民の生活する街中を、迷彩服姿で小銃を掲げて行進しました。
抗議集会で、山下氏は「小銃を携行してのパレードは憲法9条に真っ向から反するもの。佐世保の自衛隊員、1人として死んでほしくないし、外国で人を殺してほしくない」と呼びかけました。憲法改悪阻止長崎県共同センター、新日本婦人の会長崎県本部、日本共産党長崎県委員会がそれぞれ連帯あいさつしました。
佐世保市の原水協と平和委員会は9日にパレード中止を申し入れていました。