2014年6月15日(日)
安倍暴走ノーうねり
憲法・雇用 原発・福祉
新宿で大注目
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安倍首相が今国会の会期内にも、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を狙う中、「ファシズム許すな!安倍政権打倒デモ」が14日、東京・新宿駅周辺で行われました。街を歩く人が列に加わるなど、行進中にデモの隊列が長くなり、参加者は前回(5月24日)の300人をはるかに超える700人となりました。
ドラムのリズムに合わせて「憲法壊すな」「安倍はやめろ」とコール。「残業代ゼロ」に反対するプラカードなども掲げられ、それぞれの要求をアピールしました。
杉並区から来た会社員の男性(39)は「安倍首相は死人を出す集団的自衛権を、憲法解釈で無理やり変えようとしている。非常識です」と怒ります。
沿道からじっとデモを見つめていた、江戸川区在住の女性(46)は「アベノミクスでもうけているのは、富裕層だけ。私もこのデモに共感します」と話しました。
行動を呼びかけた「怒りのドラムデモ」の井手実さん(34)は「来月も開催します」と予告しました。
銀座でも訴え
安倍政権に、党派を超えて異議を突きつけようと14日、東京・銀座で「アベ NO THANK YOU!」(安倍政権、もうけっこう)と題したパレードが行われました。医療、福祉関係者らが呼びかけ、市民ら約100人が参加しました。
インターネット上で呼びかけを見つけて参加した横浜市の救急医の男性(29)は「こういう活動は完全に初めて。いま声をあげる必要があると感じている。海外での武力行使を認める安倍さんの言動は危険だ」と語りました。
済生会栗橋病院の本田宏院長補佐がマイクを握り、集団的自衛権の行使容認や消費税増税、原発再稼働の推進、医療・介護総合法案の強行に抗議。パレードに先立つ集会では、川島みどり日本赤十字看護大客員教授が「このままでは日本の若者たちが血を流す時代が来る」とビデオメッセージで訴えました。
パレードを呼びかけた千葉県南房総市の医師、伊藤真美さん(57)は、「身近な場所で政治を語って、声をあげる人を広げたい」と話していました。