2014年6月13日(金)
W杯ブラジル大会開幕
高まる期待 一方でストも
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【サンパウロ=ワールドカップ(W杯)取材団】第20回W杯ブラジル大会は12日(日本時間13日)、ブラジル―クロアチア戦(サンパウロ)で開幕しました。
11日、サンパウロ市内には各国のサポーターがぞくぞくと集まり、チケット売り場では残り少ない観戦券を買い求める人々が列をつくりました。サッカー博物館では、遠足で訪れた地元の小学生と外国人サポーターがテーブルサッカーで“前哨戦”を行う姿もありました。
街を歩くとホーンやブブゼラ(長さ1メートルほどのラッパ)の音があちこちで響き、W杯らしい雰囲気になってきました。一方、反政府デモや公務員のストライキも起きています。
友人とチケットを買いに来たというブラジル在住のイラン人、ワヒドさん(48)は、「今回はデモなどがあって盛り上がりはいま一つ。でも、始まればきっと盛り上がるよ」と期待を込めます。
市内のショッピングセンターのW杯モニュメントの前にいたパオル・セザーさん(64)は「政治的な問題はあるが、国民は外国から来る人々を受け入れる準備はできている。ブラジルがいろんな国の人々をつなぐ役割を果たせることを、私は誇りに思う」と話しました。