2014年6月8日(日)
特別支援学校
看護師配置拡充を
田村氏「医療的ケアが増」
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日本共産党の田村智子議員は5月13日の参院文教科学委員会で、特別支援学校における医療的ケアの問題をとりあげました。
田村氏は、札幌市では保護者の付き添いを入学要件にするなど、保護者が日常的に学校に待機するよう求められる実態があると指摘。中教審でも「保護者の待機を安易に求めることは適切でない」と報告をまとめていることを示し、教育委員会に理解の促進をはかるよう求めました。
下村博文文科相は、可能な限り学校と保護者等で合意形成を図ることが必要であり、指導したと答えました。
12年度から教員の医療的ケアの研修制度が始まり、研修期間中の1カ月間、保護者の付き添いを求める問題も生じています。田村氏は、保護者が臨時的に児童デイサービスの看護師での対応を求めたものの認められず、生徒が休まざるをえない事例を示し、研修期間の工夫や臨時的看護師の派遣、看護師不足解消のため、定数に看護師を入れるよう求めました。
下村文科相は、今後も医療的ケアの支援の充実に努めていきたいと述べました。