2014年6月5日(木)
原子力規制委人事案 出し直しを
穀田氏会見 「新委員に欠格要件」
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は4日、国会内で記者会見し、原子力規制委員会の新委員に元日本原子力学会会長の田中知(さとる)・東京大教授をあてる国会同意人事案について問われ、「野党として人事は撤回し、出し直すべきだと言っている。それに尽きる」と述べました。
中立、公正な立場で独立して職権を担う原子力規制委員会の委員には、原子力事業者等から報酬等を得てはならないなど、政府指針で定める欠格要件があります。
穀田氏は、政府に人事案を撤回し、出し直しを求める野党側の理由は、田中氏がこの欠格要件にあたるからだと述べました。
穀田氏はまた、原子力規制委員会人事をめぐり、経団連や関西、九州の財界が圧力をかけていると指摘。「“再稼働を早めるための人事体制にしろ”と露骨に要求を突きつけており、見過ごせない問題だ」と批判しました。