2014年6月5日(木)
給付制奨学金実現を
奨学金の会 署名を国会に提出
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全日本学生自治会総連合(全学連)や全国大学院生協議会(全院協)、日本学生支援機構労組など11団体・個人でつくる「国民のための奨学金制度の拡充をめざし、無償教育をすすめる会」(奨学金の会)は4日、衆院第1議員会館で署名提出集会を開き、「教育無償化をすすめ給付制奨学金を実現する請願署名」3万8633人分を国会に提出しました。
日本は「世界一の高学費」といわれる実態がある一方、奨学金では給付制はなく、貸与制の7割以上が有利子です。不安定雇用の増加に伴って、奨学金返済が困難になり、進学をあきらめる実態も生まれています。
各団体の代表が発言。全学連の委員長は「24時間営業の弁当屋で朝5時までバイトしている友人もいる。学生の現実を見てほしい」と訴えました。全院協の議長は「優秀な先輩や後輩が学費が理由で辞めていきます。人と教育を大切にしない政治に未来はありません」と声をつまらせながら語りました。
全日本教職員組合の中村尚史副委員長が主催者あいさつしました。
「奨学金の会」の三輪定宣会長(千葉大学名誉教授)が講演。日本共産党の宮本岳志衆院議員、無所属の国会議員があいさつし、署名を受け取りました。