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2014年6月2日(月)

朝鮮女子勤労挺身隊訴訟支援団体

総会で「早期解決を」

名古屋

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 第2次世界大戦中、日本に強制的に連行され軍事工場などで労働を強いられた朝鮮人の早期救済を求めた名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊訴訟を支援する会は1日、名古屋市内で2014年度総会を開催し、活動方針を決めました。

 1999年の提訴から15年。日本での裁判は敗訴に終わっていますが、いま韓国で、日本企業に対して損害賠償を求める裁判が行われています。

 日本で弁護団長を務めた内河恵一弁護士はあいさつで、弁護団を結成した際に日本の残した不条理を法廷ではっきりさせると語ったことを振り返り「この運動は歩み続けている。歴史に残る問題を、ともに解決しましょう」と呼びかけました。

 会員の平山良平さんは「日韓請求権協定による解決済み論」を打破するためマスコミと懇談してきたことなどを交えながら、13年度の活動を報告。共同代表の高橋信さんは韓国ですすむ裁判を傍聴してきた様子を語り、引き続き韓国との交流をすすめることを提案し、採択されました。

 記念講演をした韓国の張完翼(チャン・ワンイク)弁護士は、韓国ですすんでいる七つの裁判について現状を報告しました。原告は高齢のため早期解決を求めていますが、三菱、新日鉄の被告側は裁判を遅らせようとしていると告発。韓国で11年に成立した特別法によって財団の設立の動きがでている問題についても触れ「今こそ真摯(しんし)な議論が必要だ」と語りました。

 長崎、富山、広島などでの活動も報告され、交流しました。


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