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2014年6月2日(月)

巨大「新国立」に警鐘

五輪施設建設計画 見直しを提言

新建築家技術者集団東京支部発表

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 新建築家技術者集団東京支部(小林良雄代表幹事)は5月31日、2020年東京五輪で、巨大な新国立競技場などを建設する現行計画の見直しを求める提言を発表しました。

 提言は、五輪のために大量の工事が始まると工事費の高騰や熟練の職人不足が深刻化し、優先すべき東日本大震災の被災地復興や都民に必要な保育園建設に障害をもたらすと警告。「既存施設を改修して最大限活用し、新規施設の建設を極力避ける」よう求めています。

 提言の骨子は、(1)1964年五輪のために建設された駒沢オリンピック公園などを活用し、安全やアクセスに問題がある臨海部への施設建設を避ける(2)歴史のある国立競技場は取り壊さずに、改修して使う(3)カヌー競技場を葛西臨海公園に新設する計画の中止(4)民間企業に丸投げして晴海に選手村をつくる計画の再検討(5)施設建設にあたっては、設計者の選定、設計過程を公開する(6)防災を最優先し、誰もが支障なく移動でき、緑豊かな成熟した都市を―の6項目です。


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