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2014年5月27日(火)

南欧3国の左翼前進

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 【パリ=浅田信幸】25日投開票が行われた欧州議会選挙で、ギリシャの急進左翼連合(シリザ)が国内第1党に躍進し、スペインの共産党を中心とする統一左翼が議席・得票率ともに3倍化を勝ち取りました。またイタリアでも共産主義再建党など左派勢力を結集したリスト「別の欧州」が新たに議席を確保し、議席空白を克服しました。

 ギリシャのシリザは26%の得票率で定数21のうち6議席を確保。保守与党・新民主主義党の23%、5議席を上回りました。同じ会派の「欧州統一左翼/北欧緑左翼」に加わるギリシャ共産党も6%、2議席を獲得しました。

 同国では1974年の軍事独裁政権の崩壊以来、新民主主義党と中道左派の全ギリシャ社会主義運動が交互に政権を担う二大政党制が続いてきました。シリザの第1党進出についてメディアは「歴史的快挙」と報じています。

 スペインの統一左翼は11%の得票率で定数54のうち6議席(前回2)を確保し、国内第3党に前進。イタリアでは左派連合の「別の欧州」が議席確保に最低必要な4%の得票率をぎりぎりで上回り、3議席を得ました。

 3国はいずれも過酷な緊縮政策に反対する国民的な抗議行動が広がっており、左派勢力はその先頭に立ってたたかってきました。

 一方、ドイツの左翼党は得票率7・4%で7議席を得ました。


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