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2014年5月26日(月)

きょうの潮流

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 安倍首相のお友だちがまたも暴言です。作家でNHK経営委員の百田尚樹氏が、軍隊を持たない南太平洋の島国を例に出して「くそ貧乏長屋で泥棒も入らない」とばかにしました▼小さく貧しい国だから軍隊がなくても心配いらない、というのでしょう。名指しされたバヌアツは「地球上で最も幸せな国」に選ばれたこともある穏やかな国。ツバルも、平和を愛する国とだけ国交をもつという方針を掲げています▼百田氏の失礼な発言など歯牙にもかけないでしょうが、改憲派の人たちはどうしてこうも周りに敵をつくりたがるのか。百田氏はあの侵略戦争を大東亜戦争と呼び、日本の歴史教育を取り戻そうと、自民党にエールを送りました▼安倍政権と軌を一にした改憲勢力からの盛んな物言い。しかしそれが物議をかもすほど、憲法についての関心はひろまり、深まっていきます。憲法の本や冊子が近年にないほど出され、各地の学習会も活発に催されています▼記者の地元では九条の会が10周年をむかえて記念の集いを開きました。講演したのは全国九条の会の小森陽一事務局長。9条が脅かされてきた歴史を振り返りながら、平和を願う人々のたたかい、世論の力が政治を変えてきたことをわかりやすく▼「このまま日本が戦争する国になれば、いまの子どもたちが戦場に行くことになる。そんな国にしていいのか。それをどれだけ多くの人に伝えられるかがカギ」と訴える小森さん。戦後70年を前に、ふたたび国のかたちが問われています。


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