2014年5月26日(月)
安倍政権に もの申す
復興置き去り暴走 仙台3000人集会
「安倍政権に、私も言いたい! 宮城県民集会」が25日、仙台市で開かれました。幅広い呼びかけ人による同集会実行委員会の主催で、約3000人が参加しました。
同集会は、大震災からの復興を置き去りに暴走する安倍政権に、被災地・宮城県から声を上げるものです。
実行委員長の後藤東陽さんが開会あいさつ。「平和を愛し自由と人権を守り抜きたい人があらゆる垣根を越えて集まった集会です。この動きを全国に広げ、安倍内閣をひっくりかえしましょう」と呼びかけました。
宮城学院女子大学元学長の山形孝夫さん、元鹿島台町長の鹿野文永さんがゲストトークしました。
リレートークでは「『教育再生』で道徳の教科化が進めば、生徒の意見や考えを一つの価値基準で判別することになります」「情報は社会の血液、空気です。秘密保護法で情報が止まれば、人々の思考は停止し、社会全体が暴走を始めます」「仮設暮らしも3年。肉体的にも精神的にも限界です」「集団的自衛権行使容認は、憲法9条の歯止めを外し、日本を『殺し殺される』国にするもの」などの訴えがありました。
宮城県出身の俳優・菅原文太さんが集会に寄せたメッセージが紹介されました。
集会後、参加者はアイドルグループ「制服向上委員会」を先頭に、オレンジ色を身につけたアピール行進をしました。
4歳の息子と一緒に参加した女性(40)は「生活が苦しくなったというのもあるけど、何といっても子どもたちのために、戦争する国にしてほしくない」と話しました。