2014年5月21日(水)
米軍低空飛行の中止
衆院委 塩川氏、政府に迫る
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は20日の衆院総務委員会で、群馬県で起きている米軍機低空飛行被害について、政府として実態をつかむとともに低空飛行の中止を米軍に求めるよう政府に迫りました。
この問題で群馬県は14日、小野寺防衛相あてに要請書を提出。県民からの苦情が893件に達しているとして、国が騒音測定器を設置して飛行実態を調査するよう要望しています。
塩川議員は「住宅密集地での低空飛行そのものをやめるべきだというのが県民の総意」という立場で米軍に申し入れるよう要求。また、被害の大きい島根、広島両県に測定器が設置されていることをあげ、「群馬県が正式に要望を出したのだから、すみやかに測定器を設置すべきだ」とただしました。
防衛省の若宮健嗣(けんじ)政務官は、防衛省に寄せられた米軍機騒音の苦情件数(428件)の約半数を群馬県が占めていることを認め、「この現状を踏まえ、十分に検討したい」と答弁しました。