2014年5月19日(月)
川内原発再稼働ノー
鹿児島 党県委「自然エネ転換を」宣伝
再稼働一番手に狙われている九州電力川内原発が立地する薩摩川内(さつませんだい)市で日本共産党鹿児島県委員会は17、18の両日、6月まで週末を中心に行う「川内原発の再稼働を許さず、脱原発、自然エネルギーへの転換をもとめる大宣伝行動」を始めました。
党県委は、原発立地自治体で反対運動を広げようと、大地震や火砕流の危険性、まともな避難計画がない問題などを示した鹿児島民報号外4万枚の全戸配布をめざしています。県内各地から駆けつけた党員が、号外や「再稼働に関するアンケート」(「さよなら原発いのちの会」作成)などを配り、街頭宣伝にも取り組みました。
街頭から訴えた井上勝博党市議は「多くの国民が再稼働に反対。市民がノーの声を上げれば原発ゼロ社会をつくれる」と強調。3歳の息子と散歩していた会社員の男性(37)はビラを受けとり、「再稼働はいけない。将来世代のことを真剣に考える必要がある」と語りました。
アンケートは「大宣伝行動」日の前から配布され、返信した33人のうち27人が「反対」。また、地元の漁協や医師会など団体訪問も行われています。
6月には、有識者を交えて党県委などが薩摩川内市で開く「川内原発の再稼働問題を考えるシンポジウム」(8日)や、「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」による県庁前の反対集会(13日)が予定されています。