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2014年5月17日(土)

米NY ファストフード店員 マンハッタンに叫ぶ

最賃上げ求め世界同時行動

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(写真)最低賃金を時給15ドルに引き上げるよう求める横断幕を掲げるファストフード労働者=15日、ニューヨーク(洞口昇幸撮影)

 【ニューヨーク=洞口昇幸】米国各地で15日、ファストフード店で働く労働者らが最低賃金の引き上げなどを求めて一斉にストライキや集会を行いました。ニューヨーク市マンハッタンの集会では、数百人が最賃を時給15ドル(約1524円)まで引き上げることを求めて、声を上げました。

 これらの行動は、世界30カ国以上の国々で取り組まれた「ファストフード世界同時アクション」の一環です。

 ニューヨーク市では、各労働者支援組織やサービス業国際労組(SEIU)などの呼びかけに応えて、高層ビルに囲まれた公園に、労働者・市民が「公正な賃金と全ての労働者の権利の尊重を」と書かれたプラカードを持って結集。集会後、太鼓やシンバルのリズムに合わせて市内を行進しました。

 マクドナルドで働くオマール・フラクトルさん(21)の時給は8ドル(813円)。「生活費も満足に賄えない状況です。時給15ドルになれば小さな娘の保育も充実できるのに」と語りました。

 ケンタッキー・フライド・チキンで働くサブリナ・ストーリーさん(29)は「今の賃金水準が対価として十分とは思いません。世界の労働者が連帯して同時に行動するのはとても素晴らしい」と述べました。


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