2014年5月14日(水)
遺族に謝罪の意向
海自いじめ訴訟で防衛相
井上議員へ答弁
小野寺五典防衛相は13日、海上自衛隊護衛艦「たちかぜ」のいじめ訴訟(4月23日、東京高裁判決)が確定したことを受け、自殺した1等海士の遺族に謝罪する意向を示しました。同日の参院外交防衛委員会で、「今後遺族の意向を踏まえた上で、誠意ある対応をしていきたい」と述べました。日本共産党の井上哲士議員への答弁。
小野寺氏は「今回の事案は真摯(しんし)に反省すべき重要な問題だ」と述べ、全省で再発防止を徹底する考えを強調。8日付でコンプライアンス(法令順守)や、不適切な部下の指導の防止徹底を求める事務次官通達を発出したことを明らかにしました。
組織ぐるみの証拠隠蔽(いんぺい)を内部告発した三等海佐への処分中止を井上氏が求めたことについては、「公益通報者保護法の趣旨も踏まえ適切に対処する」と答えました。