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2014年5月4日(日)

大震災・原発事故被災地ボランティア

全国から青年ぞくぞく

「自分のできることやりたい」

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 東日本大震災、福島原発事故の被災地に開設された、日本民主青年同盟の第7次全国青年ボランティアセンター(4月25日〜5月6日)に全国から青年、学生がかけつけています。(和田育美、釘丸晶)


まだ残るがれき

福島センター

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(写真)避難区域の小高駅前の商店街を訪れるボランティア参加者=3日、福島県南相馬市

 福島県では県内4カ所のセンターに青年が訪れ、ボランティアに先立つフィールドワーク、仮設住宅の現状や要望の聞き取りに汗を流しました。

 神奈川県、岡山県からきた青年たちは3日午前7時、総勢10人で車に乗り込み、日本共産党福島県委員会の野口徹郎さん(38)の案内で南相馬市へと向かいました。一部が避難指示解除準備区域の川俣町、いまだ全村避難をよぎなくされている飯舘村を通過し、日中は立ち入りができる南相馬市小高区へと足を運びました。

 飯舘村に入ると、ショベルカーや土山が目につきます。水田は除染で出た汚染土の仮置き場になっています。

 南相馬市のかつて商店だった家は、1階のガラス戸の向こうが物置になっていました。神奈川から参加した大学2年生は「まだがれきの処理がされていないところがある。もうちょっと力を入れてやってほしい」。

 岡山から初めて福島を訪れた男性(24)は「避難区域は線量が高くて、今までどおりの生活はない。原発がなくても電力は足りているわけだから、なくてもいいと思う」と話します。午後は福島市内の仮設での聞き取りを行いました。南相馬市のセンターに午後到着した大阪の青年、学生は早速、仮設住宅の聞き取りに向かいました。


海岸清掃や農地石拾い

岩手センター

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(写真)海岸を清掃する青年たち=3日、岩手県大槌町の吉里吉里海岸

 岩手センターは25日に遠野市に開設。連休後半の3日は、岩手、宮城、千葉、静岡など各県から約30人がセンターを拠点に大槌町と陸前高田市で、海岸清掃や被災農地の石拾いのボランティアに参加しました。

 震災後、各地の海岸ではボランティアや地元の人たちが清掃活動をしていますが、いまだにがれきが流れ着きます。大槌町の吉里吉里海岸でもさび付いたがれきや破壊されたアスファルトの破片、大小さまざまな石などが白い砂浜に点在していました。

 ボランティア参加者は、がれきや石、ゴミを一つひとつ拾いあげ、清掃していきました。

 また、海岸近くの自宅を被災し、民間借り上げ仮設住宅に住む女性(73)から当時の状況を聞きました。

 千葉県から参加の専門学生の女性(19)は、「初めてで役に立てたか分かりませんが、被災地を知る良いきっかけとなり、視野が広がりました。もっと現地のいろんな人の話を聞き、そのなかで自分ができることを考えていきたい」と語りました。


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