2014年5月3日(土)
感謝の思い伝えたい
金澤翔子さん書展 きょうから
鎌倉・建長寺
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本紙社会面の「希望」の題字でおなじみの書家、金澤翔子さん(28)の書展が3日から、神奈川県鎌倉市の建長寺で6日まで行われます。
6回目となる建長寺展の今回のテーマは、「平和の祈り」と「感謝」です。
母親で書家の泰子さんは「翔子が個展をはじめて10年目になります。これまでさまざまな人の支えを受けてやってきました。その感謝の思いを伝えたい」と話します。翔子さんの個展は、父の裕さんが生前、願っていたものでした。
翔子さんは、NHKの大河ドラマ「平清盛」の題字を担当し、昨年の東京国体の開会式では、「夢」を揮毫(きごう)するなど、活躍の場を広げています。また、2010年の赤旗まつりでは、青空揮毫に出演しました。
来年は、アメリカでの個展開催や3月21日の「世界ダウン症の日」に国連で講演を予定しています。
母の泰子さんは「ダウン症の子はやさしさや愛情の深さというすばらしい資質があります。まるで平和の使者です。翔子が生まれたばかりのとき、私は引きこもって、希望の光を探していました。若いお母さんたちの希望の光になっていきたい」と語ります。