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2014年4月19日(土)

「形式上も欠陥法案」

衆院文科委 教委改悪案で宮本氏

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(写真)質問する宮本岳志議員=18日、衆院文科委

 日本共産党の宮本岳志議員は18日の衆院文部科学委員会で、教育の独立性を壊す教育委員会改悪法案は「形式上も欠陥法案だ」と追及しました。

 法案は、首長が教育行政の「大綱」を策定することとし、「大綱に即して」教育行政の運営が行われるよう「意を用いなければならない」と教育長の服務を定めています。宮本氏が「首長の意に沿って教育行政にあたれと指示するものだ」と批判したのに対し、下村博文文部科学相は「大綱は首長と教育委員会が協議・調整して定める」と弁明しました。

 これに対し、宮本氏は「大綱は教育委員会との調整がととのわなくても首長が定められる」と指摘。法案1条の4は大綱の「尊重義務」が生じるのは教育委員会との調整がついた事項だけと条件をつけているのに対し、11条では無条件に「大綱に即して」教育行政が運営されるよう「意を用いなければならない」と定めていると追及しました。

 文科省の前川喜平初等中等教育局長は「教育委員会の了解がない部分は『意を用いなければならない』ということにはならない」と答弁。宮本氏は、法案が無条件に「意を用いなければならない」と規定しているのはつじつまが合わず、「形式上も欠陥法案だ」と批判しました。


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