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2014年4月13日(日)

新藤総務相が靖国参拝

韓国・中国が非難、抗議

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 新藤義孝総務相は12日、侵略戦争を美化する宣伝センターの役割を果たしている東京・九段北の靖国神社を参拝しました。

 新藤氏は参拝後「私的な行為」と語りましたが、国内世論はもちろん、アジア各国をはじめ国際的な批判は免れません。

 韓国外務省は新藤氏の参拝を受け「日本の帝国主義による侵略で苦痛を受けた隣国と国際社会に正面から挑戦する行為だ」と非難するコメントを発表。「このような時代錯誤的な行為を一日も早くやめて、歴史に対する謙虚な反省を基礎に、信頼に基づく韓日関係構築へ努力しなければならない」と求めました。

 新藤氏は、昨年の春・秋の例大祭や終戦記念日、今年の元旦にも参拝している常習者です。安倍首相が会長をつとめ、日本国憲法下の体制を「戦後レジーム」と呼んで、そこからの脱却を訴える保守派議員グループ「創生日本」の副幹事長をつとめる“靖国派”の一人です。

 昨年12月に安倍晋三首相が参拝した後は、中国や韓国、欧米諸国、国際機関から批判が噴出。米国も「失望」を表明しました。今月23日にオバマ大統領が来日する予定ですが、日米関係に影響する可能性もあります。

 【北京=小林拓也】中国外務省の洪磊(こうらい)副報道局長は12日、新藤義孝総務相が靖国神社を参拝したことについて「日本の現内閣の歴史問題に対する誤った態度を再び反映した」と批判し、日本側に厳しく抗議したと明らかにしました。

 洪副局長は日本側に「歴史問題で正しい態度をとり、アジア隣国と国際社会の正義の声に真剣に対応し、時代の潮流と相反する挑発行為をやめるべきだ」と求めました。


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