2014年4月12日(土)
「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版の消費税増税分の負担についてのお願い
読者のみなさん
日ごろより「しんぶん赤旗」をご購読いただきありがとうございます。
安倍内閣は4月からの消費税8%への大増税を強行しました。
このため、たいへん心苦しいことではありますが、5月からは、「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版とも、3%の増税分の負担を読者のみなさんにお願いせざるをえないことになりました。3%の消費税増税分を加えた5月からの税込み価格を次のようにさせていただきます。
日刊紙1カ月
3497円 (現行3400円)
日曜版1カ月p>
823円 (現行 800円)
なお、一部売りは日刊紙は130円、日曜版は210円です。
読者のみなさん
今回の消費税増税は「しんぶん赤旗」の発行にとっても大きな負担増となります。これにどう対応するか、私たちはさまざまな検討を重ねてきました。
経費節約のために、「しんぶん赤旗」のページ数を減らすことも検討しましたが、負担増分に見合う節約のためには、日刊紙、日曜版ともページ数を大幅に減らさなければならず、紙面の魅力が大きく損なわれることが必至であることが明らかになりました。安倍政権の暴走にもっとも厳しく対決している「しんぶん赤旗」が、安倍政権による消費税増税攻撃によって紙面の魅力を大きく後退させるわけにはいきません。
こうした検討の結果、消費税増税攻撃から「しんぶん赤旗」を防衛・強化するためには、読者のみなさんに消費税増税分の負担をお願いする以外に道はないとの結論にいたりました。
読者のみなさん
いまの情勢のもとで、真実を報道する国民共同の新聞として、「しんぶん赤旗」が果たしている役割は大きなものがあります。
他の全国紙がそろって消費税増税推進キャンペーンを展開するなか、増税路線反対を旗幟(きし)鮮明にかかげる「しんぶん赤旗」は、かけがえのない“暮らしのよりどころ”となっています。憲法問題でも、憲法9条改定、集団的自衛権行使、「海外で戦争する国づくり」に正面から対決する論陣を張るなど、「しんぶん赤旗」は、たしかな“平和の支え”としての役割を果たしています。歴史問題でも、創刊以来、侵略戦争に命がけで反対をつらぬいた歴史にたって、一部勢力による「河野談話」攻撃など歴史改ざんの逆流とたたかい、「しんぶん赤旗」は、“日本の良心”をしめす存在となっています。
こうした「しんぶん赤旗」の役割をさらに大きく発揮できるよう、私たちは、魅力ある紙面づくりに一層努力する決意です。
どうか、今回の購読料改定にご理解いただき、引き続きご購読いただくとともに、大増税路線ストップ、暮らしと平和を守るために、「しんぶん赤旗」読者を広げる運動にも、ぜひご協力くださいますようお願いいたします。
2014年4月12日
日本共産党中央委員会
赤旗編集局
機関紙活動局