2014年4月10日(木)
集団的自衛権行使容認阻止
宗教者の賛同 3368人に
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集団的自衛権行使の容認に反対する宗教者が9日、宗教宗派の違いを超えて国会内で集会を開きました。宮城泰年さん(聖護院門跡門主)らが昨年11月に呼びかけた「集団的自衛権行使に反対するアピール」の賛同者ら約80人が参加。賛同者総数は3368人(8日現在)にのぼることが発表されました。
「宗教者は、戦争によって『人が人を殺し、殺される』という現実を想像するだけで、胸が張り裂ける思いにいたります」「集団的自衛権行使の容認に反対する一点ですべての人々と共同を進め、集団的自衛権行使容認を必ず阻止します」と訴える集会アピール文を採択しました。アピールは、全国会議員へ送付する予定です。
集会で真宗大谷派の住職は「日本国憲法前文は謙虚で崇高な願いがあり、宗教者として深く共感をおぼえます。集団的自衛権行使の容認を認めず、憲法9条を守り、生かす政治を実現させるために奮闘したい」と発言。日本ホーリネス教団の教会牧師は「9条は聖書の思想と同じであると思い歩んでいます。二度と戦争する国にさせないために共に声をあげたい」と話しました。
小橋孝一さん(日本キリスト教協議会議長)は、国内外に憲法9条をアピールする活動を粘り強く取り組もうと語りました。
集会後、参加者は国会前で、声を合わせ「すべての人の命を守ろう」「平和国家をつくろう」と訴えました。