2014年4月5日(土)
「原発推進」計画ダメ
反原連が官邸前行動
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首都圏反原発連合(反原連)は4日、首相官邸前抗議行動を行いました。時折、強い風雨で桜の花びらが舞い散るなか、2000人(主催者発表)の参加者は「原発やめろ」「川内(せんだい)原発再稼働反対」などとこぶしをあげてコールしました。
自民、公明両党は3日、原発の恒久化と再稼働の推進を明記した安倍内閣の「エネルギー基本計画」案を了承。安倍内閣は、原発推進・再稼働へ突き進んでいます。
反原連のミサオ・レッドウルフさんは「脱原発を望む7、8割の世論と民意を侮辱するものだ」と安倍内閣を批判、「私たちは、エネルギー基本計画の閣議決定を認めない。ここで引き続き抗議します」と訴えました。
神奈川県藤沢市の男性(42)は「与党が原発推進を掲げたエネルギー基本計画案を了承したことは許せない。このまま黙っていたら、福島原発事故などなかったかのように、原発の再稼働や新増設が進められてしまう」といいます。
「なくそう原発 いのちを守れ」と書いたうちわを持参した埼玉県ふじみ野市の男性(67)は「原発を使ってはいけないというのが国民多数の意見です。それを重要電源にするとは許せない。国民の声を無視したやり方に怒りを感じる」と語りました。
「安全神話」の復活許さない
吉良・笠井両氏訴え
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日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は4日、原発に反対する首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良氏は「規制委員会が川内原発の現地調査をしたが、火砕流や活断層はどうするつもりだ。事故が起こらない保証はどこにもない」と強調。「きょうも福島では、雨で汚染水が流れ出したといいます。再稼働なんて許すわけにいかない」と訴えました。
笠井氏は「トルコとUAEに原発を売る協定を国会で可決した。日本の原発は世界一安全だとする、新たな『安全神話』輸出だ」と批判。「自民、公明の与党がエネルギー基本計画案に合意し、福島事故の『反省』を削除した。安全神話の復活を許してはならない」と呼びかけました。