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2014年4月2日(水)

STAP論文の不正認定

理研調査委 小保方さん「承服できない」

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 理化学研究所の小保方晴子(おぼかたはるこ)研究ユニットリーダーらによる「STAP(スタップ)細胞」の論文について、理研の調査委員会が1日、最終報告書を公表しました。調査対象の4人のうち、小保方さんが「改ざん」「ねつ造」にあたる研究不正を行ったと認定しました。

 これを受けて理研は同日、厳正な処分と論文取り下げの勧告を行うと発表しました。一方、小保方さんは「悪意のない間違いであるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは承服できない」とコメント。不服申し立てをする意向を明らかにしました。

 調査委が不正と認定したのは、科学誌『ネイチャー』1月30日付掲載の論文2本の調査項目6点のうち2点。遺伝子の働きを示す画像データの切り張りを意図的だと指摘し、「科学的な考察と手順を踏まない手法」「研究者を錯覚させる危険性がある」と改ざんに当たると判断。博士論文と酷似した画像を流用した問題では、STAP細胞の能力を示すきわめて重要なデータであるにもかかわらず、「管理がずさん」「由来の不確実なデータを論文に使用した可能性がある」として、ねつ造に当たると判断しました。

 理研の野依良治理事長は「科学社会の信頼性を損なう事態を引き起こし、改めておわびする」と述べました。


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