2014年3月31日(月)
京都府知事選
「安倍暴走はこわい」と思う人はこぞって尾崎さんへ
山下書記局長の訴え
自民党型」から「府民生活第一」の府政に転換を
京都府知事選(4月6日投票)で奮闘する「世直し府民ネット」の尾崎望候補応援のためかけつけた日本共産党の山下芳生書記局長は29日、次のように訴えました。
京都から安倍暴走ノーの審判を
|
「尾崎望さんを知事に押し上げることが、京都府民にとってはもちろん、日本国民にとっても大事だとはっきりしてきました」と切りだした山下書記局長は、「なんと言っても安倍政権の暴走がひどすぎます」として、(1)国民の暮らしを壊す暴走(2)憲法を壊し日本を「戦争する国」につくりかえる暴走(3)アジアと世界との友好を壊す暴走―の三つの角度から鋭く告発しました。
そのなかで、尾崎候補への支持を次のようによびかけました。
(安倍政権の消費税増税、医療・雇用破壊は)経済の悪循環を生むことにしかなりません。本当に景気対策というなら、安倍首相がやろうとしていることを全部やめることが最大の景気対策です。(「そうだ」の声、拍手)
暮らしを壊す安倍政権の暴走に、京都からノーの声を上げましょう。自民党丸抱えの現職候補にこの仕事はできません。安倍政権と一緒に暴走してきた人だからです。安倍首相の消費税増税の決断に「敬意」を表したそうではありませんか。
貧困に苦しむ人々を応援し続けてきた尾崎望さんへの1票で、暮らし破壊の暴走にノーの審判を下しましょう。(拍手)
「憲法を暮らしに生かす京都府政」をめざす尾崎望さんへの1票で、「戦争する国」づくりノーの声を上げましょう。立場の違いを超えて、憲法と民主主義を守りましょう。(拍手)
(日本軍「慰安婦」問題をめぐる「河野談話」見直し攻撃を批判したうえで)歴史をつくりかえることはできません。しかし、向き合うことはできます。歴史の真実に正面から向き合い、誠実かつ真摯(しんし)に誤りを認め、未来への教訓とする。こういう態度をとってこそ、日本はアジアと世界から信頼され尊敬される国となることができるのではないでしょうか。(「そうだ」の声)
戦争の傷痕が残るベトナムに行って、息の長い医療支援を続けてこられた尾崎望さんは、すでにアジアと日本の懸け橋の役割を立派に果たしています。アジアと世界との信頼関係を築く、日本の顔・京都の知事にふさわしいのは尾崎さんではないでしょうか。(拍手)
安倍政権暴走ノーの審判をこの選挙でぜひ示していただきたい。「安倍首相の暴走はこわい」と思っているみなさん。尾崎さんにその思いを託していただき、京都から暴走ストップののろしを上げようではありませんか。(大きな拍手)
「全国最悪」にした自民型府政の転換を
山下氏は、府政問題に話を移し、「今のひどい京都府政をさらに続けるのか、転換するのか。これがもう一つの大きな争点です」として、次のように訴えました。
京都の事業所の廃業率は東日本大震災の被災地を除いてワースト1。非正規雇用の割合もワースト3。1人の女性が一生の間に何人子どもを産むかの出生率もワースト2位だそうです。国民健康保険料・税の滞納による無慈悲な差し押さえは全国2位。働く人の給与は全国平均の倍近い125万円も減ってしまった。これをあわせて「最悪5点セット」というそうです。
現知事の12年で、府民の暮らしと京都経済は、「全国最悪」に落ち込みました。普通なら、こんなに落ち込ませて申し訳ありませんと、神妙な態度をとるべきところですが、現職知事は公開討論会で「(廃業が極端に多いのは)バーやキャバレー、クラブ、ビアホール、飲食店関係だ」と、まるで飲食業はつぶれても構わないかのような発言をしました。尾崎さんにその場で「飲食業は京都を支えてきた素晴らしい文化だ」とたしなめられたと聞きました。
どちらが京都の代表としてふさわしいか、これだけでもはっきりしているのではないでしょうか。(拍手)
なぜ京都の経済が「全国最悪」のレベルになったのか。自民党型の政治を京都府政に持ち込んできたからです。大型公共事業、大企業を優先し、府民に犠牲を押しつけ、地域・地方を切り捨てる政治をおしすすめてきました。
現職知事は、自民党に「自民党中心に選挙を進めてもらいたい」と頼み込んだそうです。自民党の重鎮の国会議員は「(府議補欠選挙で)自民党が3議席とれば、知事は自民党の方を向いて仕事をする」といっています。
これまで以上に自民党の方に顔向けて、これまで以上に自民党型の府政になったら、「最悪5点セット」どころではなくなります。「最悪10点セット」「20点セット」に京都の悪さが広がることは明らかではないでしょうか。(「そうだ」の声)
尾崎望さんは、こうした自民党型の古い府政を転換して、「何よりも府民の暮らし第一の府政」へと転換することを訴えています。
具体的な中身として、いま尾崎さんが詳しく政策をお話になったように「5つの挑戦」をはっきりと公約しています。府政の転換を願っておられるみなさん、どうかこぞって尾崎望さんに、みなさんの1票を託してください。
国政でも、京都府政でも、自民党政治との対決が焦点となっています。そして、自民党とたたかえるのは共産党だけではないでしょうか。(「そうだ」の声)
現に、知事選と同時にたたかわれている京都の三つの府議補欠選挙はすべて「自共対決」の構図です。新聞も「共産に存在感」と書きました。
日本共産党と無党派の人々、保守の人々と手を結んだ共同こそ政治を変える一番の力です。そして府民の共同の先頭に立って奮闘されているのが尾崎望さんです。ここにこそ大義があり勝利の展望があります。(拍手)
最後の最後まで大奮闘して、尾崎さんを必ず知事に押し上げようではありませんか。「日本の夜明けは京都から」。その心意気と底力でがんばりましょう。共産党も全力を尽くします。(大きな拍手)