「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年3月30日(日)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 最終特価。直前まとめ買い。ラスト3日間セール…。消費税増税を目前にした週末、駆け込み需要をもくろむチラシが大量に入りました。お花見まで済ませてしまおうという人たちも▼信を得てもいないのに、いつの間にかの大増税。物価は上がるばかりで、家計にはいっこうに春はこない。少しでも安いうちにと庶民がつましい暮らしに努める一方で、政界では浮世離れしたカネのやりとりがくり返されています▼“8億円の熊手”。化粧品会社のDHC会長から、計8億もの大金を個人的に借り入れたという、みんなの党の渡辺喜美代表。使い道を問われ、唯一、具体例にあげたのが、「酉(とり)の市に行くと、かなり大きな熊手を買って帰る」▼選挙の直前に融通してもらった金を、個人の借金だと言い張る姿は、あの猪瀬前都知事とそっくり。猪瀬氏が徳洲会から5千万円を提供されたとき、渡辺氏は「引きずりおろされてジ・エンドより、潔く身を引く選択肢がベターだ」と辞任を促していたはずですが…▼ごまかしの釈明に終始した猪瀬氏は結局、選挙資金だったことを認めました。しかし東京地検は、辞めたからと略式起訴。あれだけ世間を騒がせながら公の裁判にもせず、罰金50万円で済ませています▼熊手でかき集めたカネを何に使ったのか、渡辺氏も明らかにすべきです。特定の人物や企業から大金を受け取った政治家が周りをバカにしたような言い訳で居直る。法をくぐり抜ける。こんな腹立たしいことをいつまで続けさせるのか。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって