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2014年3月28日(金)

きょうの潮流

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 地域の小学校で先日「2分の1成人式」が開かれました。4年生(10歳)の子どもたちを対象に、成人式を迎える20歳の半分の年齢になったことを記念して開かれている行事です▼式では子どもたちが合唱を発表し、両親に聞いた自分の名前の由来や将来の夢、これまでの思い出や感謝の気持ちを語りました。他の学校では劇をしたり、子どもたちが絵付けした茶わんで親子一緒にお茶を飲んだりと内容はさまざまです▼参加した保護者の感想を聞くと「生まれたときは元気でいてくれればいいと思っていたのに、成長とともに、あれもこれもできてほしいと口うるさくなっている自分を反省…。初心を思い出した」▼別の母親は「名前を考えていたときや小さかったころのことを思い出し、感動して涙があふれてきた。同時に、これからは成長して少しずつ親から離れていくのだなと、さみしくも感じました」▼子どもたちにとっても自分の名前に込められた親の願いや誕生を喜んでくれた人たちの思い、今まで育ててくれたおとなたちの愛情を知るとともに、将来の夢を思い描く良い機会となったようです▼これから思春期を迎える年頃の子どもたち。勉強や友達づきあい、恋愛などに悩み、自信を失うこともあるでしょう。親に反抗して、ぶつかることも増えるでしょう。どんなときも、「自分は愛されて生まれてきた、かけがえのない存在なのだ」と思い出すことで、自分を大切にしてほしい。子どもたちへ繰り返し伝えていきたい思いです。


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