2014年3月27日(木)
格差、外交問題で議論
「TVタックル」 小池副委員長出演
日本共産党の小池晃副委員長は24日放送のテレビ朝日系番組「TVタックルSP」に出演し、自民党議員や有識者らと格差問題や外交問題について議論を交わしました。
このなかで、派遣労働を無期限・無制限に使えるようにする労働者派遣法改悪案が議論に。小池氏は「(非正規雇用の拡大を)止めるルールをつくるべきなのに、逆のことをやろうとしている。(改悪案では)日本中の職場が派遣社員で置き換えられるようになってしまう」と批判しました。自民党の渡辺美樹参院議員は「非正規でいたい人もいる」と開き直りました。
外交問題では、中国、韓国とどのように向き合うかがテーマになり、小池氏は「『靖国』派といわれる政治家の中には、韓国併合が正しかった、あの戦争が正しかったと発言をする人がいる。それがアジア諸国との関係に大きなダメージを与えている」と指摘しました。
山本一太沖縄・北方担当相は、「慰安婦」問題で旧日本軍の関与を認めた「河野談話」について「(安倍晋三首相は)この政権では見直さないといっている」と発言。小池氏は「内部に向かっては(『河野談話』作成過程などを)検証するといい、外に向かっては継承しますというのはダブルスタンダードだ」と述べ、日本軍「慰安婦」問題で日本政府がきちんと対応すべきだと提起しました。
ロシアによるウクライナ南部クリミアの編入・併合問題について、自民党の河野太郎衆院議員は「ウクライナも大事だが、日本は日本の立場がある。北方領土問題をきちんとやるべきだ」と述べ、ロシアに弱腰な姿勢しかとれない日本政府の姿勢を正当化しました。
小池氏は、「相手国の同意のないところで、ロシアが軍隊をクリミアに入れたのは侵略行為以外の何ものでもない」と強調。同問題にたいする日本政府の姿勢について「千島問題だって、旧ソ連の大国主義が原因だ。そのこととたたかわないで、領土問題が解決できるわけがない」と批判しました。