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2014年3月27日(木)

水俣病 患者切り捨て許さない

市田副委員長、原告らと懇談

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(写真)水俣病被害者互助会(右)と懇談する市田氏(左から3人目)ら=26日、国会内

 日本共産党の市田忠義副委員長は26日、水俣病の未認定患者らでつくる水俣病被害者互助会と国会内で懇談しました。母親の胎内でメチル水銀に侵された胎児性患者らが6年前に国などを訴えた「第2世代訴訟」は31日に熊本地裁で判決が出る予定です。

 市田氏は7日に熊本県水俣市を仁比聡平参院議員と訪れ、同会を含む患者5団体と懇談しています。今回の懇談には仁比氏の秘書、民主党議員、社民党秘書らも参加しました。

 懇談で、8人の原告団の一人、倉本ユキ海さん(59)は「物心ついたころから今まで、『今日は体がどうもない(問題ない)』という日は一日もありません。私は健康を知りません」と述べ、幼いころからの長年の体調不良を訴えました。

 原告の緒方博文さん(57)は1日に30錠もの薬を服用していると告発。「(水俣病の公式確認から)57年たった今も国は一度も健康調査をしていない」と批判し、国の健康調査実施を求めました。

 市田氏は、環境省が関係自治体に通知した水俣病認定基準の新たな運用指針に対し、13日の環境委員会で患者を切り捨てるものだと追及したことを報告。「みなさんの立場で、国会と国民的運動の中で力をあわせて頑張りたい」と述べました。


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