2014年3月25日(火)
春闘点描
大雪の日は「出勤」扱い
いすゞ職場新聞が力
いすゞ自動車で、労働者の要求と声を取り上げている職場新聞「こえちか」が、要求実現の力になっています。
問題が起きたのは2月14、15の両日。関東全域が記録的な大雪に見舞われました。14日の職場では、終業2時間前の午後3時に退社するよう指示が出されました。このとき、翌15日の「休日出勤は通常通り」との指示もだされていました。
しかし15日、バスは運休。出勤途中の労働者は、ライン生産が中止になったことを知り、帰宅。生産中止を知らずに、歩いて出勤した労働者もいました。
この事態に、労働者から「会社まできて中止とは、1日がムダになった」「もっと早く中止にできなかったのか」などの声があがっていました。
その声を取り上げた「こえちか」を門前配布すると同時に、労働者の有志が、会社といすゞ自動車労組に、▽15日の出勤時間などは勤務扱いにする▽14日の2時間分について、すべての労働者の賃金カットはしない―などを要望しました。
これを受けて、会社は後日、14日の退社は定時まで勤務したこととすることや、14日の夜勤中止は、8時間通常勤務したこととする、15日の出勤時間を勤務扱いとすることなどを発表しました。
対象になった労働者から喜びの声があがっています。