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2014年3月25日(火)

暮らせない 消費税増税中止署名に次つぎと

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 24日、消費税廃止各界連絡会、消費税をなくす全国の会はそれぞれ、消費税増税の中止を求める署名・宣伝行動を東京都内でおこないました。年金生活を送る高齢者らが次つぎと署名。「大企業に減税して、庶民には消費税増税など冗談じゃない」と、安倍晋三政権への怒りを語りました。


もう切り詰め無理

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(写真)各界連の消費税増税中止署名に応じる若者=24日、東京・新宿駅東口

 消費税廃止各界連絡会は、新宿駅前で訴えました。「社会保障は削減し、消費税は増税する。国民生活、中小業者、農民の生業(なりわい)を破壊する安倍政権を許せるのか」の訴えに、聴衆から「本当に困る。暮らしていけるわけがない」と声がかかる場面もありました。

 無年金のため69歳になっても、清掃会社で働く女性=練馬区=が署名。「月7万円で暮らしています。ほとんど手元に残りません。これ以上、切り詰められない。生活が苦しい庶民に、消費税増税を迫るなんて間違っている」

 特別支援学校で教員をしていた男性(62)=町田市=は、社会保障を口実に導入された消費税が、大企業の法人税を減税する穴埋めに使われてきたことに憤ります。「増税は絶対に反対。意思を表明し続けることが大切だ」と話して、署名しました。

 幼い孫娘の成長を楽しみにしていると話す女性(64)=江東区=が署名。派遣労働やブラック企業など、若者を使い捨てにする働かせ方に不安を抱きます。「賃金が低くて貯金も難しいうえに、物価も上がっている。そのうえ消費税増税では、若者の暮らしや将来があまりに心配です」

弱者いじめの悪政

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(写真)呼びかけに応じて署名する男性=24日、東京・巣鴨駅前

 消費税をなくす全国の会がおこなった巣鴨駅前での宣伝。参加した西武革新懇の桜井孝政(たかまさ)事務局長は、私鉄の労働者らからも「生活がとても苦しい」という声が多く寄せられていると紹介。「低賃金にあえぎながら一生懸命に子育てする世代も、わずかな年金で生活する高齢者も苦しめる消費税増税を許すわけにいかない」と訴えました。

 「安倍政権の政治は弱い者いじめの悪政だ」と憤りを口にする女性(84)=練馬区=が署名。年金生活を送っています。

 「社会保障のために消費税を増税するなんてうそばかり。年金を引き下げるじゃないですか。政府は、長生きして喜ばれる社会をつくるのが仕事じゃないんですか」と語りました。

 「8%の次は、10%に増税しようとしている。私たちをばかにするな」と怒りをあらわにする女性(70代)=荒川区=が署名しました。この女性も、わずかな年金で生活しています。「アベノミクス(安倍政権の経済政策)というが、大企業のもうけしか考えていない。消費税を増税すれば、食料、水道、ガス、何もかも値上げです。私たちの暮らしはどうなるんですか」


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