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2014年3月24日(月)

映画抑圧の歴史 戦争の道

秘密法など討論

京都

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(写真)討論する(左から)高見、港、島田の各氏=22日、京都市

 京都・映画人9条の会は22日、京都市で「STOP 戦争への道」をテーマにシンポジウムを開き、75人が参加しました。

 シンポでは1930年に制作された影絵アニメ「煙突屋ペロー」の復元版を上映。戦後発見された同作のフィルムは、主人公が反戦を叫ぶ終わりの約5分がカットされており、検閲や自主規制の可能性が指摘されています。

 参加者はどこで、どのような内容がカットされたかに注目しながら鑑賞し、表現の自由と民主主義、「戦争する国づくり」について考えました。

 京都にゆかりのある映画人、島田耕(映画監督)、港健二郎(同)、高見哲也(美術監督)の3氏が、秘密保護法、表現の自由などについて討論しました。

 港氏は秘密保護法について「自由な取材ができないことは表現の死を意味する。自由の抑圧は戦争への一歩だ」と警鐘を鳴らしました。

 高見氏は、自身が目の当たりにした大阪空襲を報じた当時の新聞を引用。「政府の統制下に発表された情報をいかに信用してはならないか。原発報道など、今にも通じる問題だ」と指摘しました。

 島田氏は「われわれが主権者として目覚めて声を上げなければ。体が動く限り映画を通じて訴えていきたい」と語りました。


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