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2014年3月22日(土)

国連総長、ロ大統領と会談

ウクライナとの対話求める

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 【ワシントン=島田峰隆】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は20日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談、同国によるウクライナ南部クリミア編入について協議しました。潘氏は会談後、「危機の解決へあらゆる可能な外交手段を用いなければならない」と語り、ロシアとウクライナが「建設的な対話」に臨むよう求めました。

 単独で会見した潘氏は、親ロシア派武装勢力がクリミア半島のウクライナ軍基地を制圧したことに「深く懸念している」と表明。「扇動的な発言はいっそうの緊張や誤解、危険な反撃を招く可能性がある」とし、「会談では、すべての関係者が拙速なあるいは挑発的な行動を控えるよう強調した」と語りました。

 また「われわれが国連憲章の基本原則にかかわる責任や行動をどうとるのか、世界が注目し、歴史が判断を下すだろう」と語り、紛争の平和的解決をうたった国連憲章に基づいて危機に対処するよう訴えました。

 ウクライナ国内の人権状況に関しては「ウクライナにいるすべての民族、とりわけ少数派の人権を尊重し保護することが不可欠だ」と強調。人権状況の調査のために国連がウクライナに派遣を決めた国際監視団を支援することが「懸念に応える最良の方法だ」と述べました。


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