2014年3月21日(金)
「辺野古」新基地建設ノー
国際署名 1万人突破
各国から賛同
【ワシントン=洞口昇幸】日米両国首脳に沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設中止を求めて世界の著名人らが1月に開始した国際電子署名が、19日までに1万人を超えました。
同署名を呼び掛けるウェブサイトのメッセージ欄には、米国内から「米軍の拡大主義を終える時だ」との意見をはじめ、日米のほか少なくとも31カ国・地域の人々からメッセージが書き込まれています。
アジア太平洋地域からは「軍事基地建設のために地域の生活と特別な環境を破壊することは恥ずべきことだ」(韓国)、「平和と反戦の促進を」(東ティモール)などの指摘が寄せられています。
アフリカからは、絶滅危惧種ジュゴンの生息域のあるモザンビークなどから辺野古のジュゴンを心配する意見がありました。欧州からは「基地を増やすのではなく減らす必要がある」(オランダ)、「私たちには人間の価値を優先する非軍事の世界が必要だ」(ノルウェー)などのメッセージが寄せられました。
電子署名は、新基地建設に反対する沖縄県民のたたかいを支持する100人超の著名人が1月28日に開始。安倍首相とオバマ米大統領に、新基地建設計画の中止と沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間基地の即刻返還を求めています。
署名運動のサイトはhttp://chn.ge/1glVJSw.