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2014年3月20日(木)

きょうの潮流

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 いつの間にか、わが子が戦場に行かなければならないことが決まっていたら…。主婦やママたちがもっと憲法を知り、語ってほしい。子育て世代の女性ファッション誌『VERY』が今月号でそんな特集を組んでいます▼題して「お母さんこそ、改憲の前に知憲!」。日常生活の中で縁遠いと思われている憲法。しかし家事や育児をはじめ、身近な問題のすべてにかかわるのが憲法なんだということを、同世代同士が対談形式で考えています▼きっかけは、好きな芸能人が憲法について話していたからでもいい。まず身近な問題での「違和感」を大切に―。親は子どもにとって最大のメディアだから、自分の言葉できちんと説明してあげたいという2児の母も▼話題は秘密保護法や自民党の憲法改正草案まで。「日本の憲法はすごくいい。世界に誇れるものだと思う」という意見もありました。そして、こうした議論を通して自分が当事者としてどうすべきかを考えるようになる、と▼安倍政権が改憲に執念を燃やすほど、市民の間に知憲の場がひろがっていきます。集団的自衛権をかわいく知ってもらおうと、若手弁護士らがつくったカラフルなイラスト入り冊子「2分で分かる! 集団的自衛権ほぼAtoZ」も注文が相次ぎます▼権力を縛る鎖であるはずの憲法を、国民を縛る鎖にしてはなりません。私たち一人ひとりの人権を守り、自由を勝ち取ってきた人類の歴史を次の世代に引き継ぐためにも、いま改めて問わなければ。憲法は誰のもの?


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